マジカノ 最終話感想


パラレルワールドオチは何の解決にもならない
ってのび太くんと藤子F不二雄先生が言ってた!


春夫の中に封印された魔王に対する根本的な解決策は無い。
魔王復活を阻止する為に取られた手段が
時間を逆行させ同じ時間を永遠に繰り返す事であり、
この物語もそのループの中の一年に過ぎなかった。


今回のループが今までと微妙に異なっていたこと、
第一話冒頭での春夫とあゆみの出会いで
あゆみの笑みが柔和なものに変わっていたこと 等
いずれ事態が好転しそうな要素も見受けられて
この一年が完全に無かった事にはならなかった様ですけど
どうなんでしょうかねえ、
この某オルタを彷彿とさせてくれるオチは。


原作が未だ完結していなかったり
第二期云々といった大人の事情を抜きしても、
答えを先送りにしただけで何の解決にもなっていない
このオチは流石に無しでしょうよ。
これならば変に物語にオチを付ける方向に走らず
終始おバカなギャグアニメとして突っ走ってくれた方が
自分としては遙かにマシでした。


とはいえ、翠星石の中の人による対面座位での喘ぎっぷりとか
妙にカッコよかった石丸ボイスの猫パンツとか
(変な方向に)光る部分も結構あった訳ですが。



・総評
萌えアニメでありつつギャグアニメとしても優秀。
ムラは結構ありましたけど、一粒で二度おいしい作品として
(意外にも)なかなか楽しませて頂きました。
それだけに最終回でのこのオチはかなり残念でしたけど、
メイン声優陣のこれだけハジケた演技が毎週聴けた事だけでも収獲です。
次女は中の人共々、もうちょっと頑張れ。