かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 総評

マリみて以降にわかに百合を謳った
どーしようもない中身をした百合モノが流行って
この作品もその例に漏れる事は無いかと思いきや
使い古された感のある性転換ネタと
やす菜の病状を絡めて女性同士の恋愛に対する
違和感・嫌悪感を極力減らすその手法は見事でした。


序盤のドロドロした三角関係は勿論、
中盤以降のとまりとやす菜のライバル間に育まれる友情や
周りに流されるだけだったはずむが
自らの意思で決断できるまでに成長した事、
心理描写もなかなか達者でしたので
色々と楽しませて頂きました。


それだけに、せめて最後の
「別にとまりよりもやす菜が好きって訳じゃないけど
やす菜の病気が治るにはこれしかないからやす菜を選ぶよ、
でもやす菜の病気が治って彼女のお許しも出たから
さっきフったばっかりだけど
また川渡ってとまりに告白して二股復活させるよ、
あとはDVD買って続きを見てね」
的な終わり方はどうにかして欲しかったです。
マジで。