漫画版舞-乙HiME 第31話

マックスハートよりも忍ぶ恋、か。
ニナらしいっちゃあらしい結末なんだけどね…


ナギの退場やあの方の降臨とか、色々と見所は多かった第31話。



●婚約指輪
マシロくんの左手の薬指に指輪をはめての死亡とは、
またニクい退場の仕方だねえ、ナギ大公。
その指輪を使ってニナとマシロくんが契約、
というのもまたニクい演出。



●「君こそ真の王だ」「王冠が見える〜」
マシロくんの王としての在り方に惚れ込んだからこそ
アリカはマシロを優しくて立派な王になれると信じ、
ナギは身を挺し彼を守って果て、
ニナは彼のオトメとして自分の全てを捧げる事を誓った。
このナギとニナの一連の台詞こそ今週のキモかと。



●早くも小者オーラ
真白姫を悪のカリスマ足らしめたのは
自らは必要最低限の言葉しか発さず
セルゲイにその思想の代弁者としての役割を宛った事が
かなり大きかったと自分は考えてます。
その寡黙さから滲み出す大物・悪者オーラに加えて、
あのキャラがあそこまで心酔するなんてこいつすげえよ!

という効果が多分に影響していた と言いますか。


それなのに真白姫、
今週はいらん事までベラベラ喋り過ぎなんじゃないかなあ。
先週の大活躍がウソの様にゲイは一言も喋らないし、
先週真白姫に感じたカリスマのグレードが
幾分かダウンしてしまった様な気がします。
とはいえ、王としての在り方をマシロくんと問う場面は
流石に本人が話さないとまずいだろうし、匙加減は難しそうだけど



●あなたの正義にエターナル・デボーテ
念願の契約による嬉し涙なのか、
自分の恋が叶う事は無いと悟った故の涙なのか、
契約のキスでニナの流した涙の理由を色々と想像すると面白い。
マックスハート化がおそらく潰えてしまったのは残念だけど
マシロくんのオトメとして幸せを掴めるのなら、それもいいのかも。


契約・マテリアライズからアリカと両雄並び立つ図
までの一連の流れは構図も必殺技も
練りに練られていて非常にカッコイイ。


かませ犬ならぬかませ猫と化したミコトは哀れの一言。



●ヤマネエエンンン
「呪われし伝説の存在
かつて世界を破滅に導いた
力と恐怖
絶望と破壊の権化!!
美しき暗黒の魔神―HiMEを!!!」


ここで舞衣姫登場ですか!
しかしひどい言われ様だなあ舞衣さんや。
しかし舞衣=HiME となると、
真白姫とミコトのHiMEマークは一体何なんだろう?



●フミさんの存在意義を問う
つーかフミさん、出番とかインパクトとかその他諸々
完全に舞衣に喰われてるんですけど…


重要なのはフミさんそのものではなく
漆黒の金剛石を解放して舞衣を召喚出来る
フミさんの所有するスキルにあった という事?
フミさんと舞衣はシュヴァルツにおける
マスターとスレイブの様な関係と見るのが妥当だろうか。
前作漫画版のHiME・鍵・チャイルド らと似た関係とも取れるけど。
HiME=フミさん 鍵=真白 チャイルド=舞衣 ね。


フミさん、ピンでも頑張って。マジで。