週刊少年ジャンプ 第34号感想

斬(新連載)、ワンピ、ナルト、ブリーチ、オーバータイム、もて王、エムゼロ


32と33のがまだですが、先に34号分の感想を。
今週はとにかくもて王のあのパロネタに尽きる。



●斬(新連載)
MARとかツギハギとかが終わってションボリしてる全国のクソマンガフリークの皆さんが大喜びしそうな新連載ですね。唐突に始まる設定の解説とか、不自然極まりない場面転換とか、何より迫力に欠けすぎる画力とか、見所が満載すぎます。
こういう漫画を読むと、「ああ、俺にも紳士的に感想を書く文章力があったらなあ」とつくづく思うんですが…



ワンピース
今回でギアセカンドが「血液の循環速度を上げて身体能力をパワーアップする技」であると判明。珍しく自分の予想が当たったので驚いた。でもこれだけではギアサード使用後にチビになる説明がつかないと思うので、おそらくサードは全く別の仕組みを取ったパワーアップ方法なのだろうな。
寿命を縮める技だから危険?
大丈夫だよルッチ、どうせ肉食ったらなおるから。



NARUTO
「左手に土、右手に水」
ああ、メドローアだね?
五大要素と陰陽の属性とやらだけで本当に今まで出てきた忍術すべての説明がつくのかなあ。それに血継限界は2つ以上の属性を両手を使って組み合わせたもの、って確か例に挙げられたハクは片手で印結んでませんでしたっけかね?ヤマトさんの木遁に関しては、直前にカカシとの耳打ちがあったのでおそらくはブラフなんでしょうけれども。
ともあれ、今後繰り広げられるであろう岸本先生の後付、いや言い訳、じゃなくてこじつけ、でもなく設定解説の手腕に期待大!
今週ラストで早々に葉っぱが切れかけていたので「あーまだ修行やってんのかよ早く話を先に進めてくれ」といった事態が避けられそうなのはグッド。



BLEACH
今回の破面側の目的は、どうやら織姫の奪取だった模様。「太陽」とは、また随分と尊大な評価だなあ。そういえば、これでソウルソサイエティ編に続いてまた「捕らわれのヒロイン」を用意した事になるのか。前エピソードと殆ど同じシチュエーションなのが気になるけれど、主人公のモチベーションを上げるための手段としては間違っていないでしょう。これまで一護と藍染の間に全くと言っていいほど因縁がありませんでしたからね、もうちょっと主人公には敵に対して「やろう、ぶっころしてやる」という気概を持って貰わないと困ります。そういう意味ではベストとは言えないまでもベターな展開なのではないかと。
それはそうと、ヒツガヤ隊長が敵を仕留め切れていなくて安心しました!それでこそヒツガヤ隊長ですよ!ビバ、かませ犬!かませ犬じゃないヒツガヤ隊長なんてヒツガヤ隊長じゃない(ひどいいいよう)!



●OVER TIME
幽霊が主人公の体を奪って活躍してしまう、というのは幽霊があくまでもサポーター役でしかなかったヒカルの碁やキックスメガミックスとの差別化を図る意味でもいい展開なのではないでしょうか。とはいえ、今週の時点で 体を乗っ取る→勝手に活躍→試合終了 くらいまではやってもよかったんじゃないですかね。先週と今週の内容だけだと、話の全貌・どういった路線で話を進めていくのか、といった第一話の時点で開示しておいた方が良いであろう要素の諸々がイマイチ見えにくい様な気がします。



太臓もて王サーガ
という訳で一周年。おめでとうございます。
赤マルのコラボの「あの先生」はやっぱりジョジョの荒木先生という事で、こちらも期待。最近の赤マルは武装錬金といいべしゃり最終回といい、スルー出来なくて困る。


・人気投票

そして…ここに書いていないキャラクターでも投票は「可能」!
繰り返す!ここに書いていないキャラクターでも投票は「可能」だッ!!

これは「婉曲表現」だ、ジョジョキャラに投票しろという「婉曲表現」とオレは受け取った!
というか宏海の叫びに隠されてますけど「例えば承太郎とか書いてあっても問題は恐らく無い」ってモロに書いてありますしねさっそく承太郎とDIO様とブテャラティに1枚ずつ投票してくるよ!


金玉均
これ以外にも、混ぜたら危険な屋台ネタといい、こころなしか下ネタの比重がいつもより大きい様に感じた。一周年だから下ネタも飛ばしてしまおうとか、そういう魂胆?


・消えるサーブを返したっ!?
「どんなゲームだよ」いやはや全くその通りでw
完璧だ…全く無駄のないテニス!
腹筋が痛いwつーかこれつい先々週のネタじゃないですか、どれだけ原稿ギリギリなんだよwwwいやしかし、テニスはやっぱり偉大だな!テニスネタが登場する度に笑ってしまうw


・ニアのLお面
から仮面の軍勢に繋げる流れは地味ながらも上手いですね。地味に吹いた。最近の大先生は矢射子をヨゴレ役にさせる事になんの躊躇もありませんねえ、普通に赤面して花火に誘う、だけで終わらせておけばベーシックな恋愛漫画らしい展開になって、そういった方向性を望んでいる層により人気が出ると思うんだけど。宏海の下半身にハアハアして鼻血ブーなんてヨゴレオチでそういった層が喜ぶ展開とはとても思えないwしかしこれは恋愛漫画ではなくギャグ漫画。これこそが最ももて王らしい展開。多分。


・「巻き舌全開で懐かしいの来たー!!!!」
「ぶrrrrrrるあ”ァァァ!!!!」って、ドライマンの中の人は若本様かよ!



エム×ゼロ
人を無理矢理拉致った挙げ句、活動内容に関係するとは到底思えない無茶な入部試験を科す。そのデタラメな試験内容をボコボコになりながらもクリアした人間を見て「キモいからやっぱりいい」って…
「うひょーやっと愛花以外に主人公に絡む女性キャラが出てきたか!このコは最初から主人公に対する好感度が高いタイプっぽいからひょっとするとヤキモチ焼く愛花とか嬉しいシチュが拝めるかも!?こりゃおいしいキャラが出てきたな!」
とか前回の時点では思っていたんですけどね…いい様にコキ使う為の色仕掛け、というのはフィクションでは割と典型的なパターンに入るでしょうし、見慣れていますからコレはまあ許せるにしても、指示通り頑張った人間に対して「キモイ」は無いでしょう「キモイ」は。今週のこの一言で玲に対する評価が地に墜ちました。なにこの性格最低キャラ。


…ん?ちょっと待てよ?そうか、逆に考えるんだ。
「印象最悪な所から徐々に評価がアップ・惚れられていった方が萌える」と考えるんだ。