週刊少年ジャンプ 第26号感想

アイシールド、とらぶる、村雨くん、タカヤ(終)


今回は「ここをもうちょっとこうして欲しかったかなー」という様な内容が中心。
最近の感想(32と33かな)がまだだけど、これでサボってた分はひとまず埋まっただろうか。



アイシールド21
神龍寺後半初得点、というおはなし。
後半に入ってからイマイチ神龍寺がパッと見えない理由の一つがこれ。前半の大量得点が嘘の様に、後半全く点が取れてないんですよねそういえば。雪光の投入、セナのフル活用と泥門側に大きな動きがあったのは間違いないんだけど、それが前半に神龍寺を圧倒的たらしめた要因(阿含、一休、ドラゴンフライ等)を決定的に打破した、打破した事に繋がった、とは自分の目にはあまり見えないんだよな。神龍寺が前半通りのスペックを発揮していれば防げたんじゃない?という様な策がなんとなく決まってしまってなんとなく泥門が点を重ねてしまい、結果なんとなく神龍寺が点が取れてない、と自分の感覚としてはそんな感じに思えてしまう。意見が主観的・抽象的過ぎて申し訳無いのですけれど。
とにかく、神龍寺には大会を連覇しているチーム」らしい実力をもうちょっと後半でも見せて欲しいのですよ。
ところで、神龍寺から泥門陣までの距離が「21」ヤード、21点差で「詰み」になる、とここに来てアイシールドの背番号でもある数字「21」を強調しているのには何か理由があるんでしょうかね?自分はアメフトのルールに関して疎く、「18点差と21点差の決定的な違い」とやらは全く予想がつかないので、今後の説明が気になる所です。


ToLOVEる
ザスティンさんがまた道に迷った挙げ句、何の脈絡もなくバットの強打を浴びるおはなし。
「パンツとかはどうでもいい、少しでもザスティンさんのアホっぷりを堪能させてくれ!」という自分の様な(おそらくごく少数の)人間にとっては非常に素晴らしい内容となったのでありました。この調子でどんどんザスティンさんのアホっぷりを披露して頂きたい!


謎の村雨くん
隕石落下の後始末を語るおはなし。
村雨くん」がイマイチパッとしない理由がこの話でようやく分かってきた様な気がする。
とにかく地味すぎるんだ。
この漫画の場合、「忍者」という影に隠れざるを得ない様な題材を扱っているためか、はたまた下手にリアリティを追求しているためかは知りませんが、これまではどちらかと言えば地味なエピソードが続いていました。
そこに今回の「隕石落下」。
シチュエーションはかなり突飛とはいえ、これまでの幼女に鼻パンチとか悪人殴って記憶消去とかに比べれば見た目の派手さは格段に上。見た目の派手さやハッタリは、効果的に決まれば漫画としての魅力に繋がりやすいですし、ならば「隕石の直撃を直接防ぐ様な思い切り派手な内容にして、これまでの地味さを払拭しよう、って魂胆なのかなー」などと前回の引きの時点では勝手に予想していたのですが、実際に行われたのは「隕石の副次的災害(体育館の崩壊))から忍術で仲間を守る」という、これまでと同じく、なんとも視覚的には地味とは言わざるを得ない展開。いや、自分の妄想の方がまともな展開だった、なんて微塵も思っちゃいませんけどね。
この地味さが村雨くんの「らしさ」なんだと言ってしまえばそれまでなんだけど、今の路線のままだと地味すぎる、もっとパッとする・ハッタリの利いた話をメリハリをつける意味でも見てみたいな〜という気持ちも強くあるんだよな。


●タカヤ(終)
炎刃王編はディグレの代原扱いだった、って事でしょうかね。
なんで格闘は味付け程度でメインはラブコメ、な読み切り路線でいかなかったのか不思議でなりませんが、ともかくもて王に上質なパロネタを提供して下さってどうもありがとうございました。
次来る時は頼むからもうちょっと実力つけてな。