ゼロの使い魔 3話まで

今期期待のアニメ・その1。


ハリーポッターだとかシャナだとかオーラロードが開かれただとか、そういった類のコトは既に方々で散々に突っ込まれているでしょうし、今更その辺に触れるのも野暮だなーとは思うのですが、しかしこれだけベタな設定を一つの作品に詰め込まれると、逆に新鮮なキモチになってしまうのは何でだろうね?
ツンデレ」という作品のキモ、製作会社、さらにはヒーロー・ヒロインのキャストの丸被り。これだけの要素が揃っていて、「シャナ」を連想するなというのは流石に無理のある注文なんだけど、部分部分がなまじ似通っているだけに、かえって相違点は強調されて見える様な気がします。
例えば、以前の「シャナ」がバトルと人間関係(主人公・ヒロイン・サブヒロインの三角関係)を主軸に据えた物語だったにも関わらず、肝心のバトルシーンのクオリティがお世辞にも高いとは言えないものだったために、見るべき所が人間関係(萌え)にしか無くなってしまった。それが自分の中の「シャナ」に対するマイナス評価の一因となっていた訳ですが、ところが今回、この「ゼロの使い魔」におけるメインストリームが「萌え」一本であり、バトルはオマケに過ぎない事は、バトルシーンを超おざなりにやっつけてしまった2話を見れば明らかでありましょう。
つまりバトルシーンに過度の期待を持たずに早々に見切りを付けて、焦点を人間関係・萌え一本に絞る事が出来る。そこが「シャナ」とは明確に異なるこの作品のいい所なのではなかろうか。
しかし主人公のルイズはツンデレのテンプレートみたいなツンデレだなー。キャラクターが魅力的なだけに、「ツン」から「デレ」に移行する過程はしっかりと描いて欲しい所なのですが、まあその辺の心配は無用でしょうかね。