週刊少年ジャンプ 第28号
ナルト、ワンピ、アイシールド、テニス、とらぶる、エムゼロ、もて王
●NARUTO
最後のタイトルが付けられた絵に向けてカメラがパンするコマ割は
映像的な手法をそのまま漫画に持ってきた様な表現で、
こういうネームもこの漫画の特徴の一つかな、と思ったり。
やたらコマとページを食う反面、
キャラやカメラの動きがよく分かって雰囲気も効果的に出るのが長所。
今週の感想はつまりはそういう事で。
いい所もあり悪い所もあり。
●ワンピース
イソップ童話の羊飼いと狼の話と巧く絡めて
ウソップの存在意義の誇示と一味の復帰を促すのかな?
と先週は思ったのですが、今週はイソップのイの字も見えてこない。
イソップ云々は自分の勝手な思い込みだったかなー、ちと残念。
「お前にできねェ事はおれがやる、
おれにできねェ事をお前がやれ」
適材適所、妥当かつ的確な回答ではあるのですが
「僕にできなくて君に出来ること」
を投げっぱなしにしたまま映画化までしてしまうクソの様な例が過去にはありましてね、
それをイヤでも思い出してしまってですね、
いやこれはワンピにはまるで関係ないのですけども、
ワンピのウソップは絶対にこうなってはくれませんように。
狼の「全身に鉄塊をかけたまま動ける」設定は
赤足のゼフが鉄板をヘコませる程の足技を使ったという逸話を
サンジがそのままなぞる事になるからだろうか?
アラバスタ編で既に鉄を斬っていたゾロに随分遅れた形になりますが、
まあサンジの場合本業はコックですし仕方無いか。
●アイシールド21
これが忍者言語・言糸合わせか!(違)
他の技量が関係しないキャッチのみの勝負に持ち込んだ上で
野球の経験と本能を絡めてモン太の競り勝ち、と。
セナ対阿厳に続いて二度目の「本能」という事で、
凡才が天才を打ち破るための答えとして
どうやらこの「本能」とやらが重要な鍵になってきそうでしょうか。
先天的な能力、という意味では本能も才能の一部であり
才能と(ニア)イコールだと思うのですが
描写次第でいくらでも印象は変わって来ますし
その辺に関しては今後の描き方に期待かな。
●テニスの王子様
しかしこの漫画の見開きはどうしてこんなに笑えるんだろう?
ザコバナさん、かませ犬街道まっしぐら。
まだ右目の完治していない千歳の右目に生じる死角、
左のフォアサイドを狙わなかった、
という言い訳フォローのお陰で
一応九州2強の面目は保った形になるのでしょうかね。
で、以前のジャンプを読み返してみれば
千歳が返球するシーンは
確かに千歳から見て右側のみで、
左サイドで返球するコマはゼロでした。
こんなあからさまに四天王寺の強さを引き立たせるための、
ジョジョでいうとダイアーさんVSDIO戦に位置する様なかませバトルにすら
最初から筋道を立てて結末の為の布石を配置している辺り
さすがはプロといいますか、用意周到ですな許斐先生。
…ん?でもちょっと待てよ?
右目の視力が戻ってないって事は、
自分から見て右側がよく見えてないって事ですよね?
じゃあ「左」じゃなくて「右」側が死角になるんじゃなかろうか?
●To LOVEる
自分の場合、ジャンプが「少年誌」である前提を
殆ど念頭に置かずに感想を書いているフシがあり、
大分ピントの外れた感想が多くなってしまう悪い癖があります。
さて、今週のとらぶる。今週もエロイ。
なんと言っても
触手エロ。
…なんてマニアックな。
つーか、これ「少年誌」ですよね?w
少年誌の表現の限界に挑む矢吹・長谷見両先生に乾杯!
触手モノがエロ産業で定番のジャンルとはいっても
最近の「少年」は触手にエロスを感じることができるのでしょうか、
自分の場合触手モノに性的興奮を得られるようになったのは
成人するかしないかの辺りだったので
その辺微妙に気になるのですがどうでしょう?
とはいえ、
その辺はどの年齢層の下半身にもバッチリアピールできる
定番のパンチラシーンで触手に食指が伸びない層も充分カバー。
このまま順調に連載が続けば
とらぶるで性に目覚めました、という読者が出てきてもおかしくなさそうだなー、
それはそれで見てみたいかも。
●エム×ゼロ
そんなとらぶるに対してエムゼロは今週も鉄壁のパンチラガード。
この見えそで見えない、
ひょっとしたらはいてないんじゃねーのこればっかでーんなわけねーだろおれでもそうだったらさいこー、
と下劣な妄想力を掻き立てる健康的なエロさがまたいいね。
お父さんお母さんごめんなさい、
中学卒業までオナニーのオの字も知らなかった自分は
今では触手モノもはいてないもイケる立派な変態に成長しました。
●太臓もて王サーガ
・キスからはじまるミラクルだってあるよね?
あるあ…ねーy(ry
最近千羽由利子女史の名前をアニメで見ないなー、
というどうでもいい話
・「うぐ〜」
見所はやはりこのデスノパロ。
その後の「そうだ俺が木嶋だ」以下は前後の繋がりが皆無でしたが
それを差し引いても充分笑えましたし、
ほぼテニスネタ専門だった木嶋の他作品パロなので新鮮でもありました。
最近のもて王は一話完結でなく次週に話が続く様な構成の話が続きますね。