桜蘭高校ホスト部

今更先週と今週の感想を書くのも多分旬を逃してるんで
この作品を見ていてすげえと思う所をつらつらと。



このアニメで自分が非常にウマイ・かつ面白いなあと思うのは、
各登場人物が部活中(作品中と言い換えてもよし)における
自分のキャラ・立ち位置をキチンと把握していて、
それを自分からいじってウリにしてくる所。


例えば今週、入部希望の小学生に
ホスト部の布陣wを解説するシーン。
王子様系やらクール系やら小悪魔系やら天然系やら、
フィクションの登場人物の口から出てくる様な単語じゃねーだろこれw



また、大抵こういう作品は外面があからさまにホモ系統に見えようが
そういった要素を表向きかつ前面にアピールしてくる事は殆ど無いと思います
(少なくとも自分はそう認識しているんですけど)。
が、この作品のキャラは自分から平然と
「自分達はホモ要員だから」と口にしてくる。
これが同性愛に対する偏見・嫌悪感の緩衝材として働いているのか、
はたまた演出がギャグ寄りだからなのか、
自分の様な同性愛に全く好感の持てない人間が
そういったネタでフツーに笑う事ができたのは新鮮な経験でした。



この作品がガチでホモホモした物語ではなく、
しっかりと女のヒロインを中心に据えた
ジュブナイル(と言うか少女漫画)・群像劇をやっている事の方が
今回長々と述べた事よりも要因としては大きいとは思うのですが、
おそらくは一般にマイナスの目で見られるような要素を
逆にプラスとして働かせるようなつくりは
やっぱり自分は凄いと思うのですわ。




というかそんな事よりもですね、
しかしこのコは順調に部員達とフラグを立ててるね
な   ん   て   可   愛   い   ん   だ   !  !(殿調に)


男装の麗嬢バンザイ。
ん?逆か?まあいいや。ともかく素晴らしい。
女装ハルヒだけで自分はご飯3杯はいただけますわぁ。