仮面ライダー響鬼 第45話「ザンキ燃ゆ」


恐らく最初で最後の斬鬼+轟鬼セッション


ファイズでも使ってたみたいですが、散華って単語好きなのかな脚本家
そういえば始まりの君への2番を聴いたのは初めてだ



●究極の無限ループ!
 新体勢に移行してからの響鬼において顕著だと感じるのは、
前体勢以上に「師弟」を主軸に置いて物語を展開していること。
それ自体は一向に構いませんし、むしろいいことだと思ってます。
 
 でもね、あきらがイブキの元を去った事以外に関しては
木霊の森における、ヒビキが明日夢を一人前の男として認めるまでの顛末、
そして今エピソードでのトドロキがザンキへの依存状態から卒業するまでの顛末。
 
お前達のいる場所はすでに「始まる君」で通過した場所だ!
 
 今週最後の轟鬼復活+斬鬼消滅を劇的に魅せる為
作劇上やむを得なかったことなのかもしれないけど、
こう何度も38・9話の焼き直しを繰り返されると、どうしても
「成長してないんじゃねーのこいつら?」という悪印象が頭をかすめてしまいます



●今週の明日夢パート
 京介が陰陽環を悪用したというのは井上敏樹お得意のミスリードでしたか。
しかしカシャがピンポイントで京介と喧嘩した不良二人を
ストーキングする、というのはどう考えても不自然だしありえない。
 
 他人の持ち物を窃盗した事に関しても全くお咎めなし。
陰陽環を魔化魍への攻撃に使わなかったことに関しても、
「自分の力じゃなかったからです」とは
ランニングをタクシーでショートカットし、挙句訓練をボイコットして
反省の色を見せない人間の口から出てくる言葉とはとても思えないです。
 
 明日夢に対する、どうして弟子になりたいと思うのか?
という問いかけに関しては、京介の発言は全く的を射ている。
他人のために何かするという意味では、
明日夢の鬼を目指す理由と同義である
ボランティアという新たな道も示された訳だし、
京介が響鬼の正式な弟子になる、というのもあながち有り得ない話では無くなってきたかな。



●「ありがとうございました!」
 テーマソングをバックにトドロキが自らの足で立ち上がるシーン、
轟鬼への変身シーン、一連のトドロキ復活描写は不覚にも感動しました。
背中を任せられる仲間ってのはいいねえ。燃える。
 
 欲を言えば返魂の術を使用することに関してのデメリットを
もうちょっと目に見える形で演出して欲しかったかな。


 という訳でザンキさん退場。お疲れ様でした。