ゾイドジェネシス「敵なら殺すって考え方はもっと嫌い」


こういう暗喩で凄惨さが伝わってくるのは凄い


奇しくもエウレカと同日の首都襲撃。
ハードな内容だった分、EDが流れだした途端本編とのギャップにコーヒー吹いた


●バイオラプター・グイ
 ゾイドは発掘するものであり航空戦力の存在は非常に希である、
という世界観を覆す脅威の量産機。天空人へも反逆する気マンマン。
 外見は非現実的なゾイドですけど、バイオラプターの戦闘機さながらな飛行や
空爆・撃墜されての墜落等、妙に現実味を帯びた戦争描写はゾクゾクした。
 空から丸見えの位置にあって、唯一航空戦力に対応しうる
レインボージャークを真っ先に叩かなかったのは疑問ですけどね。


●空襲のあと
 直接的なグロ描写は皆無。けれども、ボロボロの人形の手が
ルージが拾い上げた途端に崩れ落ちた時は思わず背筋に寒気が走った。
 レインボージャーク単機で敵わない戦いを挑ませるのではなく
戦闘機に対する空母ともいえる、バイオラプターが帰還する基地を探らせ反撃のプランを練る。
ルージが長期的な視野で戦況を見ているのを示していて驚嘆。


●「怖いのは敵だけじゃない、憎しみに駆られた人の心さ」
 髪が銀色だからギンちゃん、は無いだろミィ様。犬猫と同じネーミングセンスだよ。
 お子様向けかと思いきや、蓋を開けてみれば真面目に戦争アニメしているのが
このアニメを見ていて自分が驚いた事のひとつです。
現実ならこんな簡単に市民の怒りや暴動が収まる訳無いんだろうなーとは思っちゃうんですけど。