遊戯王GX 最終話まで

●対藤原
ワカメとオネストがイチャイチャするシーンだけど、
オネスト大原さやかボイスのムチムチおねーさんではなく
童貞タキシードボイスのガチムチアニキだった事をこれほど悔やんだ事は無いね!
おいオネストのデザインした573社員、ちょっとそこに正座しろ



●対ダークネス
うん、小物だね
4年続いたシリーズのラスボスとは思えない、びっくりする位の小物
戦術が地味すぎたのが敗因だなこれは、
罠主体の戦術ってあんたそれリシドのハゲと戦い方かぶってるよ!
かぶるならかぶらせるでちょっとは同じヘタレでも
神の頂点ラーの翼神龍と合体した闇マリクの方を見習ってくれ!
今考えるとシリーズのボスとそれの操るモンスターを同時に倒す、
その為の決闘者とモンスターの一体化ってギミックはホントすげーわ


…とはいっても学園モノとしての遊戯王GXにおけるラスボスとしては適任の配役と設定なんだよね
これから学園を巣立って社会に出ようとする学生達の将来への不安、未来に対する絶望の権化
それを未来への希望(で召喚したゴッドネオス)で打ち破る、
って構図はベタながらも他のやり方は考えられない位いい締め方だったんじゃないかと


…前期ラストのユベル戦で散々前フリしてた対破滅の光は
二十代が隕石になって帰ってくる前にちゃっちゃとやっつけてしまったと脳内補完するしかあるまいて



●対遊戯
ひょっとしたらあるかもね、でもねーだろなー
位にしか考えてなかった夢のカードがまさか本当に実現してしまうとは


両主人公の操るモンスターのオールスター、
十代のテーマと共に召喚されるネオス・沼地SFWマンの両エース
そして前作の代名詞的BGM・熱き決闘者たちをバックに現れる闇遊戯・オシリスと、
原作とアニメは別物と捉えている自分でも燃えざるを得ないシチュエーションの連続
十代による最終話アバンの「この夢の様な時間がずっと続けばいいのに」という台詞はまさにその通りで、
これがGXシリーズそのものに掛かった台詞だと考えるとかなり感慨深いものがあった


デュエルの勝敗がどうなったかまで描かれなかったのは残念だったけど、
神が墓地蘇生したターンのエンドフェイズ時に墓地に戻るものと考えるならば
場は依然十代優勢で次のターンの遊戯の引きに全てがかかっているし、
蘇生後の墓地送りが「1ターンのみ魔法効果を受け付ける」神の効果耐性、
神の罠無効能力が「フィールド上でのみ上級スペル以外の罠を無効にする」
ものと考えるによるものと考えるならば、
おそらく効果耐性の及ばない「墓地を対象にした」「罠カード」
による墓地からの特殊召喚は完全蘇生となり、オシリスは墓地に送られず遊戯優勢


…と、解釈次第でどちらが勝ったとも取る事ができる絶妙の内容
無印のファンとGXのファン、どちらにも角が立たない無難な終わり方だったのかな


何よりもGX初期からの「デュエルってワクワクするよね、楽しいよね!」
ってテーマを最高のシチュエーションで形にしてくれた
スタッフの皆さんには本当にありがとうという言葉以外思い浮かばない
やっぱり楽しそうにデュエルをする十代は最高だ


…似たような趣旨で明日香の卒業エピソードがあった事は触れない方がいいんだろうね
明日香はヒロインの座を途中からポッと出てきたユベルに取られちゃうし本当にいい所なかったな…
まあ前シリーズの杏子もそんなもんだったし遊戯王シリーズのヒロインの宿命と諦めて貰う他ない
大丈夫!きっとファイブディーズのデュエルをすると超能力を発揮してしまうあの人も同じ運命を辿るから!




放送当初は「学園モノ?デュエルアカデミア?ねーよw遊戯王終わったなwww」
としか考えていなかったこのアニメに最終的にこんなにも愛着が沸くものだとは思いもしなかった
お気楽学園展開、カードで世界が滅ぶw三幻魔編、子安、
前作アニメオリジナル編の系譜で正直勘弁して欲しかった異世界編、
でも俺とお前が超融合で全て許せる気になったユベル戦、
世界はカードから始まった超展開、そして四期一連の卒業エピソードと
今思い直すとこれはこれで全部アリだったと思えてしまうから不思議なもんだ


カードゲームの販促アニメとして考えても
この作品が無かったら今の遊戯王OCGは無かった訳だし、
何よりこの作品が自分がOCGに復帰する一因になった事は間違いなく、
いい意味でも悪い意味でも罪作りなアニメでございました


遊戯王GXありがとう!