仮面ライダー電王 最終回

人の記憶こそが時間
つまり良太郎がイマジンの事を覚えている限り
イマジン達の未来が良太郎らの時間と繋がらなくなっても
その存在が消える事は無いが(映像を見る限りでは)
一旦消滅→再構築のプロセスを踏まなければならない


金田一桜井の存在も同様で、良太郎や愛理が記憶している限り
ゼロノスカードを使い切っても存在が完全に消滅する事は無いが
消滅→再構築のプロセスを踏まなければいけないのはイマジンと同じ
その復活から未来で愛理に出会うまでタイムラグの分ハナの出産が遅れる
→ハナがコハナになった原因
ハナが分岐点である理由は良太郎がハナと出会う事によって電王になったから


という事かな?
内容自体は実に電王らしい最終回だったと思うんだけど
桜井さん関係だけスッとしない落とし方だったので
納得できる解釈をあれこれ考えたらこんな感じになった


桜井とユートが同一の人物ではなくなったというオチから考えれば
カイやイマジン達の未来も記憶している人間が居れば
いずれパラレルワールドとして再生される可能性もあるのかもしれない
カイも自分達が生き残る為の生存競争をしていた訳で
そういう意味では純粋な悪役ではない
結果的に一つの未来を切り捨てた良太郎達のした事は
かなり重いものの筈なんだけど
その悲劇性を描く事を主人公陣営だけに留めてしまったのは
良くも悪くも電王らしいなあというか、
もうちょっと作品のカラーが違っていればまた違った扱いにもなれたんだろうね
君は出てくる作品を間違えた


まあこんな事をあーだこーだ考えている時点で電王を見る姿勢としては間違ってるんだろう
イマジン達のお祭り騒ぎに最後までノリ切れた人が
一番電王を楽しんだ人なんじゃないだろうか
自分がそうであったかはどうかは別として、とにかく一年間楽しませて貰いました