ef - a tale of memories. 最終話まで

「最後じゃないよ」「まだ始まったばかりだよ」「俺が一緒に歩いていくから」
俺達の本当の戦いはこれからだ!
シャフト先生の次回作にご期待下さい!


という事でようやく全12話を見終えました
今期のギャルゲ・エロゲ原作アニメ俺ランキングで
トップを独走するは事は間違いない作品になりそう


最初はいかにもシャフトっぽい派手な演出のアニメだなー位にしか思っていなかったんだけど
終盤ストーリーが佳境に入った頃には
演出と本編との噛み合い具合が尋常じゃなくなっていて
自然と物語にも没頭できていた(お話そのものが良かったというのも勿論ね)
特に最終話のOP、それ以前では泡になって消えてしまっていたヒロイン達を
男共が抱きとめる演出は比喩でも何でもなくガチで鳥肌が立った


ここからは演出ではなくシナリオ面の話。
当初はこのお兄ちゃんっ子な幼馴染がこんなカメラに寝取られるなんて!
って拒否反応を起こしてたのに最後はどうでもよくなってしまったよ
それくらい後半戦はレンジと千尋に他のカップル二組が喰われてた、良くも悪くも
いや、カメラもいい男なんだけどさ…
友人のために本気で怒ってくれる人間なんてそうそう居ないしね
いかにもエロゲ的なハーレム思考がなかなか払拭できないのは
自分でもバカだなーと思うけどだってどうしようもないじゃん、ヲタなんだもの


…後半メインになったレンジと千尋の物語で否応にも目に付くのは
千尋が十三時間しか記憶を保持できないという悲劇性だけど、
それ以上にその悲劇性を受け入れて惚れた女を奪い取るレンジ自身を抜きには語れないと思う
昨日の自分と今日の自分は別人だって事を千尋本人の口から指摘された時は
ああこのカップルは絶対幸せになれないな、って諦めてたのに…
ここから魔法にも奇跡にも頼らずに自力で惚れた女を勝ち取ったレンジはマジでいい男だわ
やっぱり物語のヒーローはこうでなくちゃいかんよね


本気のシャフトがどれだけ凄いか存分に見せて貰った、面白かった!