ガイキング 第13〜22話

拳峰リー・ジェンシン直伝!
しかしフェイスオープンガイキング
真龍ハイドロブレイザーのカッコイイ事カッコイイ事!


「外見は見るからに悪役なのに、実際は主人公側のロボット」
が自分は昔から大好きで大好きで、
このフェイスオープンガイキング
御多分に漏れず自分のツボにクリティカルヒット
厨臭いと笑わば笑え、好きなものは好きだからしょうがない


第22話はその
「フェイスオープンガイキングが見るからに悪役面」
である事を逆手に取った、
「悪役面のガイキングが実際に敵に回ってしまう」
という面白い構図のお話でありました。


今作のハイドロブレイザーが
投球フォーム(旧作はそうだったらしい)ではなく
いわゆるブレストファイヤー形式だった事にも、
真龍ハイドロブレイザー・必殺技のパワーアップ
という回答がきちんと用意されていていい意味でしてやられた感じです。



放送時間が土曜10時位から現在の日曜早朝に変更されて以降、
リアルタイムで視聴する機会が極端に減って
感想を書くモチベーションもガクンと下がっておりました。
最近は本筋にあまり影響せず低年齢層をより意識したエピソードが
多かった事も理由としては大きかったかもしれません。
だからそういった話がダメ、というつもりはないのですが。



で、最近のガイキングですが
手描きのロボットアニメが他に無いためか、
作画のクオリティは目に見えて上がっていますね。
22話のエンディングクレジットで
まさひろ山根氏と木村貴宏氏の名前を見た時は流石に驚いた。
こりゃ今までで一番作画が良い話だったのも納得だよ。
このクオリティが今後ずっと維持されるとするならば、
それだけでもロボアニメ好きとしては視聴を続ける価値があると思う。
この重量感溢れる戦闘シーンはやはり2Dならではの味でしょう。



その他の大きな変化・特徴と言えば
プロイストとディックの新キャラ勢でしょうか。
池澤春菜さんに二重人格のキャラを演らせるとハズレがありませんな。


ディックは今までいそうでいなかった
合理的なリアリスト、しかし快楽主義者という性格。
いい意味でも悪い意味でも善玉しかいなかった
大空魔竜側のマイナス要素を一手に引き受ける、
刺激を持ったいいキャラになってくれそうな予感。
必殺技が旧フェイスオープンガイキング
デスファイヤーというのもまたニクい設定ですね。


しかしディックといいダイヤといい、
どちらも女のヨロコブモノを暗喩した名前なのは
一体どういう意図があるんだ?w



あと脚本家が三条陸氏という事で、
ノーザとハドラーの被り様が少々気になる所ではあります
(驕った敵が主人公との敗戦を重ねて精神的にも肉体的にも強くなるが、
自分の体に埋め込まれた異物がハンデとなる)。
ハドラーは立派な武人となって果てた訳だが、
果たしてノーザはどう転ぶ事になるのか?
こちらにも期待。