週刊少年ジャンプ 第16号感想

デスノ、ワンピ、ナルト、もて王


デスノート
・「ニア お前はLに はるかに劣る」
自ら危険を冒して月の眼前に出向き捜査を行っていたエルに対して、
ニアの場合動くのはもっぱら部下任せで自分は安全な所で引き籠もり。


二人とも根拠証拠の足りない憶測が
実は少しも間違っていない完璧な推理だ、
という嫌味な点は共通してますが
直接現場に出向いていたエルの方が
「自分の命を賭けている」感じがニアよりも強いので
自分は好感が持てます。


捜査の方法としてはニアの方が堅実かつ確実ではありそうだけど、
彼がエルを超えているか=月に勝ってよい器なのか?
という点に関しては未だに疑問。


まあニアに限らず、
第二部の月も他人を動かすばかりで
自分は頭以外殆ど動いてませんでしたけど。
面と向かった直接対決が極端に減ったのも第二部の不満点ですね。
ですので、今回からの月対ニアの直接対決は実に待ち望んだ展開。


・二人の策
ニアの本名はNate River。
魅上のノートにRまで書き込まれてしまった以上、
名前を書き終える前に魅上を取り押さえるのはおそらくほぼ不可能。
となると、ニアが死を回避する為にはどうするのか?
自分の足りない頭で考え出した予想は
次の3つのうちいずれか(が当たっているといいな)。


1.書き込んだページは細工されており、普通のノート用紙である
2.予めノートに名前が書いてある
3.魅上の持ってきたノートが偽物である


まず1。これはニア側の(防衛)策。
ニア側が倉庫に出向く日時を指定した事と、
魅上の「裁きは一日一ページ」という自分ルールと併せれば
細工したページにピンポイントで名前を書かせる事はそう難しくない筈。


次に2。ニア側の策。
魅上がトレーニングに勤しんでいる最中に
ノートに自らの死のスケジュールを組んでしまい後書きを無効にすれば
少なくとも「今日」キラと決着を付ける際に死ぬ事はなくなる。
これまでニアは徹底して自らの護身に努めてきたので
この案はまず無いと言っていい。


最後に3。
1を読んだ月側の策、
1の変則でページに細工をする代わりに
偽のノートにすり替えたニア側の策
両方のパターンが考えられる。


・要約・ニアの狙い
魅上はキラ以外の人間の名前を全てノートに記入する筈。
ニア達の死亡を何らかの手段を取って無効にした上で
そこを押さえノートに名前が書かれていない人間、
つまり月がキラであると突きつける。


ここまでが月とニアのシナリオに組み込まれているのは
手前味噌ながら可能性は充分高いと思うんですけど、
それ以上、その先の予想となると自分にはもう無理です。


そもそもこのサイトの予想は当たった試しが無い(´・ω・`)



●ワンピース
・絶一門
ベタ足インファイト、足を止めての打ち合い。


最近のギャグ展開のお陰で
初登場時の「圧倒的に強い」イメージが吹き飛んでしまった
CP9の数合わせ要員が相手なのが玉にキズとはいえ
何だ、フランキー充分強いじゃん。


そういえばルフィとも一応互角の戦いしてましたっけ。


・「コーラで強くなるバカがどこにいるんだ!」
読者の代弁と言うより、尾田先生のセルフツッコミに思える。



NARUTO
「じいちゃんを殺した大猿の正体を知り驚愕する悟空」状態なナルト。


ナルトの強さの源は九尾ではなく、
それを押さえるナルト自身の力。
ナルトの成長を促す上に
今後の展開に重要な意味を持ちそうな
ヤマトさんの深いお言葉。
借り物ではない自分自身の力で勝利を得る事で
強くなる為に呪印の力に縋ったサスケを否定する事にも繋がる。


この作品ではそこそこ重要な要素として描かれてきた
努力を真っ向から否定する才能至上・怪獣大決戦も
今後は数が少なくなりそうなので、
自分としては先に期待が持てそうです。


ナルトの人生の師でもなんでもない上
(この先、二人がそういった関係になる可能性はありますが)
カカシの代理に過ぎないヤマトさんが
この台詞を言っている点だけが非常に惜しい。



太臓もて王サーガ
編集さんとの一体感が素晴らしいですね。
数々の名煽り文を生み出したジョジョ6部さながら。
なんの脈絡もない「星の鼓動は愛」や、
「ガッツのG」が元ネタの「合コンのG」等など
本編同様素晴らしいパロっぷり。


正直今回は本編がイマイチだったので
その分煽り文に笑わせてもらいました