ガン×ソード 第22話「輝くジョシュア」


ジョシュアお前はいらない子なんかじゃなかった!(画像とは関係皆無)

仲間達が一つの目標に向かって結束し行動する展開はいいものですね
以下、読み辛い上無駄に長文です
バトル描写は殆どありませんでしたが、登場人物が一人一人丁寧に掘り下げられていて、ここ数週の中では一番面白かったです


●ウェンディ初援助交際デート
衛星消失によりダン+ヴァン修復不能プリシラのアイディアでガドヴェドの衛星を頂戴する展開に。オープニングで未だにシルエットのヨロイは、ディアブロの衛星で改修された新生ダンでほぼ確定かな。
カギ爪とウェンディのデートは、ゼータでのカミーユハマーンの邂逅をどことなく想起させられました(シチュエーションも邂逅の結末も全く異なりますが個人的にね)。お互いの人となりを以前より知る事が出来たとはいえ、それが「わかり合える」事とは必ずしもイコールにはならないと。


●宇宙って何?
舞台が囚人を収容する監獄惑星って設定だから、一般人(即ち囚人の子孫)が宇宙に関する知識を全く持っていなくても別に不思議じゃないんですよね。囚人が脱走して本星に帰還しようという発想自体が起きない様、天文学に関しての教育を一般人は施されていない、という可能性も充分に有り得る訳で。
そういう設定の考察妄想云々はともかく、ジョシュアと一向のギャップには素直に笑わさせて頂きました


●ラングレン兄弟
今回一番オイシイ所を持っていったのはこの二人ではないかと。
レイはユキコとのフラグも立って正式に一行と同行する事になりましたし、今回最大の山場・ダン打ち上げはジョシュア居なくては在り得なかった。
横になっているジョシュアに布団を掛けてやるレイの図に、何だかんだ言いつつもお互いを思いやる二人の関係が滲み出ていて、ホントこのシーン凄く好きです。
ユキコのビンタを避けられない程レイもヴァン同様衰弱している様ですが、そういえばレイも人体改造してたんですっけね。すっかり忘れてた。視力低下はサイボーグ化による弊害か?これを死亡フラグと見るか生存フラグと見るかは人それぞれでしょうが。


●ガン対ソード
ヴァン対レイもこれで見納めだろうか。ジョシュアもよく空気を読んだ。
同じ谷口作品・スクライドのカズマとリュウホウを連想したのは勿論ですが、相容れない存在同士の馴れ合いや共感という意味では、前述のウェンディとカギ爪のデートに近いものがあるかな、と


●「童貞って何?」
あざといっす倉田先生。
戦力としても中途半端で、カギ爪一味を追う理由もイマイチ希薄なプリシラの存在意義が自分にもようやっと理解できました。キャラ造型はなんとなく似てるなぁ程度にしか考えていませんでしたが、立ち位置そのものもGガンダムのアレンビーそのまんまなんですね。主人公とヒロインの恋の鞘当てという重要な役割を担っていた訳だ。多分。
この作品の場合、ヴァンが亡き妻に完全に身を捧げているから(復讐ってのも勿論そうですが度重なる童貞発言や電磁シールド修得時のエレナへの愛の告白等)、他の女性に靡く展開はあんまり想像できないんですけど、少なくともウェンディにヴァンを異性として意識させる役としては成功してる。
Do give it back to Rayのシーンもそうですが、この後の記念撮影での、
ヴァンの隣に離れて座る→そのスペースにプリシラがヴァンと密着→対抗してその反対側に移動するウェンディ
にもそれがよく現れているのでは。
台詞や説明無しに、登場人物の行動だけでこういう心の機微を表せるっていうのは本当に凄い


●宇宙へ
ホバーベースの面々は勿論、ブッチやミズーギィ夫婦・カイジらオールスターの協力を得てヴァン宇宙へ。全員で記念撮影、は別れ・死亡フラグに見えてならない。
そしてカギ爪サイドでは月の裏側で異変、地球の衛星であるあの月とは違って囚人惑星ならではの何らかのシステムなのかな。
そういえばこのアニメあと4話しか見られないんですね、色々と残念だ。